2008.2.21(2)

17:00くらいに目をさました。まだ、明るい。シャワーを浴びて、部屋に戻ると、同部屋のジョシュも帰って来たところだった。 ジョシュの話をするのを忘れていた。彼は香港生まれの中国人だ。中国の人の一部は、本当の名前の他に、外国人風の名前を持ってたり…

随分と長らく放置してしまった。皆さんは、お元気にしていましたか? 僕は大学院生になりました。毎日、研究の日々です。 研究室に泊まり込むことが、多くなりました。睡眠時間が減りました。 本を読む時間も大分少なくなって、今は映画も観に行きません。 そ…

2008.2.21(1)

ジョアンナとマシューは今朝早く、ネパールへと旅立っていった。今日はとても空気が澄んでいて、部屋の窓からヒマラヤ山脈がくっきりと見渡せて。こっちに着いてからはずっと、朝から天気が悪かったから、今日はとても良い気分だった。幸先が良いな。 10:30…

2008.2.20

今朝は大分、冷え込んでる。また雪が降っていた。まあ、今日もやむまでゆっくりしよう。 同室のジョアンナとマシューも起きてきて、生憎の天気に悪態ついている。各々お茶を淹れて、窓の前のベッドに座りながら外を眺める。ジョアンナはスイス人、マシューは…

2008.2.19

チベット初日はあいにくの曇天だった。昨日は部屋が暗くてよく分からなかったけれど、こうして見ると、かなり綺麗。ドミトリーで30元。シャワー・トイレは共同だけれど、綺麗にしてあって、お湯もしっかり出る。そういえば、日本を出てからまだ一枚も写真を…

2008.2.18

朝、目を覚ますと、窓の外はまだ暗かった。電光掲示板を見ると、次の停車駅の表示は「那曲」となっている。地図で確認すると、検問があるという噂を聞いていた「格爾」という町は、とっくに通り過ぎていた。すでに、チベット高原に入っている。あとは、(ある…

2008.2.17

もっと水を買っておくんだったな。朝から喉が渇いて仕方ない。水と食べ物を買おうと思っていた食堂車には、公安が常駐していて近寄れなかった。仕方なく我慢して、昼頃に停車した駅で600mlの水を6本と、カップラーメン6食分を購入。*1 この時間は、通路に人…

2008.2.16

朝、目が覚めてすぐ、ラサへのチケットを探しにユースの目の前の広州駅に。駅前の広場には、昨日よりもさらに多くの人が、列車のチケットを求めて長蛇の列を作っていた。 駅の外壁に取り付けられた馬鹿でかい電光掲示板は、各地に向かう列車の時刻と空席の数…

2008.2.15 (2)

中国。どうやら、着いたらしい。乗客が全員ぞろぞろ降りて行くのに従って、僕も列車を降りた。駅は人気がなくて、ただっぴろい。途中、軍人達が隊列を組んで行進していた。嫌な感じ。本当に中国に入ったんだな。 パスポートとビザをチェックされ、無事通過。…

2008.2.15 (1)

この日も、明け方近くまで部屋の人達と話し込み、昼前に起床。今日、香港を発つ。 まずは昨日ビザの代行取得を頼んだHISに。受け取って確認すると、ビザはパスポートに貼り付けるシールタイプだった。その足で、昨日の夜に宿で書き込んでおいた用紙を携え、…

2008.2.14

結局、昨日も朝まで部屋の皆と話していた。それでも、何とか昼前に起床。 今日は単純に事務的な作業。 まずは、キャッシュカードのコールセンターに電話する。何やら不具合があったらしくって、それは解決したんだけれど。明日の朝には使えるようになってい…

2008.2.13

香港って町は、何だか独特なにおいに満ちていた。昨晩、空港から一歩出た瞬間からずっとにおってる。後から聞いた話では、料理油とタイ米と、漢方の混じったにおいなのだそう。 昨晩は、到着が20:00を過ぎる予定だったので、予め行き方を調べておいた宿にバ…

2008.2.12

もうじき飛行機が離陸する。 結局、出国の直前まで慌しかった。上海行きはどれも満席だし、中国領事館は旧正月のどんちゃん騒ぎで休業、ビザも取れない。散々だったけれど、どんな時にでも迂回するルートはあるものだ。何だかんだで、香港まで行けば中国のビ…

あの衝動を、僕は憶えている

高校生の頃、僕はずっと遠くに行きたかった。ここではない、どこか。毎日はとても退屈で、僕を取り巻いていた小さな世界は、どうしようもなく下らなく見えて。いつも同級生と馬鹿みたいに笑って、気付かない振りしてたけれど。心のどこか底の方では、全てに…