2008.2.15 (1)

この日も、明け方近くまで部屋の人達と話し込み、昼前に起床。今日、香港を発つ。


まずは昨日ビザの代行取得を頼んだHISに。受け取って確認すると、ビザはパスポートに貼り付けるシールタイプだった。その足で、昨日の夜に宿で書き込んでおいた用紙を携え、広州までの列車チケットを買いに。カウンターで尋ねると、丁度今日の16:30に出発する便があるという。出発までおよそ4時間。駅までの移動に1時間かかるとしても、宿の人達にさよならを言うのに、十分な時間の猶予があるな。


宿に戻る途中、キャッシュカードが使えるようになっているか試す。が、…また弾かれた!!
これは大問題だ。お金が下ろせなければ、旅を続けられない! いや、まいったな…けどまあ、T/C も日本円もそれなりにあるし。明日にも路頭に迷うってわけでもないんだから。とりあえず広州まで行って、そこからコールセンターに電話をかければいいか。と、持ち前の脳天気っぷりを発揮して、気にしないことにした。最悪、本当に最悪の場合、香港→日本の復路チケットもあるから、野垂れ死ぬわけでもないしさ。


宿に荷物を取りに戻ると、例の謎の人と受験生がいたので、さよならを言う。謎の人は、「じゃあ、最後に一つ」と言って、今までの中でも、とびきり面白い話を聞かせてくれた。日本近代史の、闇について。歴史だとか経済だとか政治だとか、そういった話を僕が面白いと感じたられたのは、この人達との会話がはじめてだったかも知れない。もっと色々な話を聞きたかったな。多分、もう会うこともない人達。最後に、皆で写真を撮って、別れた。


ホンファン駅へ。思いのほか広くて、長距離列車のターミナルが中々見つからない。何とか辿り着いて電車に飛び乗った時には、発車5分前だった。ギリギリだ。香港ドル人民元に換金してる暇もなかった。けれどまあ、向こうに着いてからでも大丈夫だろう。列車が出発した。
これからの予定は、とりあえず広州東駅に着いたら地下鉄を使って、昨日調べたユースホステルに直行。次の日にはラサ行きの長距離列車を予約すること。